気温や天候の変化は、惣菜・弁当の売れ筋に直結します。
現場でのロス削減や売上アップのためには、「何度の気温で何が売れるのか?」を把握しておくことが重要です。
ここでは段階的に、売れる商品・注意点を整理します。
◆ 最高気温24℃を超えると…魚介&サラダ系の需要がアップ!
気温が24℃を超えると、『焼き魚や唐揚げ(鶏や魚介系)』のニーズが高まってきます。
一方で、寿司などの「生もの」は少しずつ落ち着いてきますが生野菜を使用したサラダの需要は増えてきます。
ニーズが高まるもの: 焼き魚(塩焼き・エスニック) 、サラダ系(生野菜や中華サラダ) 、丼物(天丼・カルビ丼・うな丼)
※ドレッシングは酸味のある物がオススメです♪
◆ 最高気温30℃を超えると…揚げ物の中でも「天ぷら」がオススメ!
最高気温30℃を超え真夏日となると、濃い味付けで油分は少なめの焼き物がピークを迎えます。
冷やし麺などのさっぱりメニューは真夏日を目安にメニュー比率を上げていくとよいでしょう。
ニーズが高まるもの: 天ぷら(えび・いか・夏野菜など) 、焼そば・冷し中華・冷製パスタ、焼肉・炒め物などのスタミナ系丼、酢の物やさっぱり副菜
◆ 季節行事・イベント対応も忘れずに
● 6月【父の日】
ビールに合うおつまみ、スタミナ系商品が人気
高価格帯商品や限定セットにも挑戦可
● 7月【土用丑の日】
うなぎメニュー強化(価格と数量バランスがカギ)
スタミナ系で代替提案も(うなぎとのセット販売も◎)
● 梅雨時期
湿度と気温の上昇め食欲が落ちる時期のため、スッキリ系・冷製・酢の物を中心に 食べやすいサイズ・カット形状を意識
◆ 夏休みに向けてヒット商品のリメイク&強化を!!
5月でヒットした商品は、夏休み・お盆商戦で再活用しましょう。
ファミリー層を意識して、ボリュームと見た目の華やかさをアップさせた「バージョンアップ商品」で勝負です。
まとめ
気温やイベント別に売れ筋を見極めておくと、仕込みのロス削減だけでなく売場の季節感や鮮度感もアップします。
特にテイクアウトやスーパーの惣菜部門では「気温=売れる味の傾向」なので、ぜひ参考にしてみてください。
暑い時期の味付けは、酸味・辛味・塩味をメインに商品を考えてみてはいかがでしょうか。